重さに注意!引越し時のダンボールの選び方と本の正しい詰め方

「引越しの時、ダンボールはどうやって選べばいいんだろう?」
「本が多くて困っている、本を正しくダンボールに詰める方法が知りたい!」

と思う方は案外多いのではないでしょうか?

実は、引越しの時のダンボールの選び方や本の詰め方にはルールがあるんです。そのルールをあなたは知っていますか?

知らなくても大丈夫。今回は、正しいダンボールの選び方、本を詰めるときのポイントについて解説していきます。
正しいルールに沿って動けば、苦労せずに荷造りすることができますよ。

本が多い方、引っ越しを考えている方は、必見です!

引越し時の本を詰めるダンボールの選び方

まずは、引っ越し時の本を詰めるダンボールの選び方をご紹介します。

ダンボールを選ぶ際に重要なのが大きさと強度です。適した大きさでないと本を詰める際に苦労しますし、強度が足りないとダンボールが破損して中の荷物が出てくることがあるからです。

小さいダンボールは細かいもの、大きさの統一されたもの、重たいものを詰めるのに適しています。大きいダンボールはかさばるもの、軽いものに適しています。

また、引っ越し時によく使われる段ボールの大きさは、

  • 100サイズ
  • 120サイズ
  • 140サイズ

です。

この数字は高さと横幅と縦幅を足した長さを表しています。
100サイズはB4用紙ほどの大きさで、重たいものや洋服を運ぶのに向いています。

120サイズはA3用紙ほどの大きさで、そこそこ大きいので重いものを詰めると重くて運搬できなくなります。なので洋服や軽いものを詰めるのにお勧めします。

田岡
田岡

140サイズはさらに大きいので、軽くてかさばるものを詰めるのが良いでしょう。

ダンボールの強度はダブルが安心

引用元:http://www.nakadan.or.jp/

ダンボールは三層構造になっていることが多いです。ライナと呼ばれる平なボール紙の間に、中しんと呼ばれる波状の板が貼り合わされています。

実は、ライナの種類、そして中しんの作りの違いによって、ダンボールの強度は大きく変わるのです。本などの重いものを詰める際には、特に中しんの構造が重要です。

中しんの構造のことをフルートと呼びます。

幅が

  • 5mmのものがAフルート
  • 3mmのものはBフルート
  • 4mmのものはCフルート
  • 1.5mmのものはEフルート

となり、それぞれ使用用途に合わせて使い分けることができます。

さらに、AフルートとBフルートを貼り合わせたものはダブルフルートとして扱います。ダブルフルートは厚みがある分とても頑丈なので、本など重量のあるものを詰める際はダブルを選ぶのが良いでしょう。

本が多い場合は小分けにする

繰り返しになりますが、本をまとめてダンボールに詰めると非常に重くなります。

なので、段ボールのサイズを小さめにする、強度の高いダブルのダンボールを使う、などをして運搬時の負担を減らすようにしましょう。

田岡
田岡

本の冊数が多い時は無理に一つのダンボールに詰めずに、小分けにして詰めるとなお良いです。

ダンボールの半分に本を入れ、残りの半分は服など軽いものを入れれば、より楽に荷物を運搬することができます。

引越し業者のものを使う

ダンボールは引っ越し業者のものを使うと良いでしょう。

引っ越し業者は、引っ越しの見積もりの際に部屋の大きさや家族の人数を伝えることで、おおよそ必要となるであろう数のダンボールを用意してくれまず。

メモ

引っ越し経験がない場合、自分の引っ越しに何枚ぐらいダンボールが必要になるかはわかりません。引っ越し業者にダンボールの準備を依頼することで、あくまでも目安ですが、必要になる枚数を簡単に用意することができるのです。

引越し時の本をダンボールに詰めるときのポイント

本をダンボールに詰める際、間違った入れ方をすると本が傷んでしまいます。大切な本が傷ついてしまうのは避けたいですよね。

本を傷つけないためにも、ここからは本をダンボールに詰める際のポイントについて説明していきます。

平置きにする

本をダンボールに詰める時は、縦ではなく横向き、平置きにしましょう。

引っ越しの荷物は、トラックなどの車両を使って運搬するので、縦や横によく揺れます。さらにダンボールは上に積み重ねていくものです。なので、本を縦向きに詰めてしまうと本に強い負担がかかってしまいます。

ダンボールの大きさや本のサイズの問題で、どうしても本を縦向きに入れたい場合は背表紙を下にして詰めるようにしてください

極力隙間をなくす

本と本の間に隙間があると、運搬時の揺れによって本同士がぶつかってしまいます。極力隙間ができないように詰めましょう。

ただし、ダンボールの中を全て本で埋めてしまうと、重くなり運搬がしにくくなります。
その場合、本同士の隙間は、タオルや衣類など柔らかいもので埋めるのが良いです。

田岡
田岡

緩衝材の役目を果たしてくれるため、本が痛むのを防ぐことができます。

大きくて重い本を下に詰める

大きくて重たい本は下、小さくて軽い本は上に詰めるようにしてください。

重たい本を上に詰めてしまうと、重心が安定せず、ダンボールの中で本が動いてしまいます。また、小さくて軽い本が重さによるダメージを受ける可能性も出てきます。

引っ越しで本を詰めるには何箱必要か

引用元:https://well-direct.com/blog/archives/20210108/2253/

ダンボールに本を詰める時、何冊入るかというのは重要ですよね。

引っ越しでよく使われる100サイズ、120サイズ、140サイズのダンボールに入る本の数をご紹介します。

  • 100サイズは、ソフトカバーの単行本・小さめの文庫本なら60冊程度、雑誌なら30冊程度。
  • 120サイズは、ソフトカバーの単行本・小さめの文庫本なら90冊程度、雑誌なら50冊程度。
  • 140サイズは、ソフトカバーの単行本・小さめの文庫本なら120冊程度、雑誌なら70冊程度。

ただし120サイズや140サイズのダンボールに本をたくさん入れますと、とても重くなります。ご注意ください。

不要な本は引越し前に処分しておくと楽

本の数が多い場合は、引っ越し前に処分するという選択肢もあります。思い切って処分すれば荷物も軽くなりますし、荷造りも楽になりますよね。

本の処分方法は以下の通りです。

  • 資源ゴミとして処分する。
  • 古本屋やリサイクルショップなどで買い取ってもらう
  • 寄贈する
  • 不用品回収に出す

資源ゴミとして処分する時は、お住まいの自治体のルールに従いましょう。また、買取は本の状態によっては値段がつかないことがあるので注意してください。寄贈も同様に、本の状態が悪いと本が帰ってくる可能性があります。

不用品回収は、どんな状態の本でも基本的に引き取ってくれます。本の数が多くてもまとめて引き取ってくれますし、出張引き取りなど家にまで来てくれるサービスもあります。

本を処分したい、でも面倒くさいという方は不用品回収の利用を検討してみてはいかがでしょうか?

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